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※下の記事はアジア太平洋地域のITビジネス誌CIO Advisor APACの記事を日本語訳したものです。
効率的にビジネスを運営するためにはITインフラが非常に重要であるものの、多くの企業がネットワーク障害やシステムへの攻撃などの問題が生じて手遅れになるまで強固なITインフラを持つことの重要性に気付いていない。
医療でよく言われることだが「少しの予防は大きな治療と同等」で、これはITでも同じこと。しっかりとしたITインフラを持つことはITの障害やダウンタイムを防ぐ。
-ではそのような強固なインフラを構築するための鍵とは?
約20年の業界経験を持つITの専門家であり grasys のCEO & Founderである長谷川祐介氏は、この質問に対する解を持つ。しっかりとしたインフラを構築するために、ビジネスリーダーたちはエンドユーザーと彼らのサービス向上を考えるべきなのだ。良質なハードウェアを購入・使用するだけでなく、的確な戦略をシステムに取り入れて結果を出すことが重要である。
この思考のもと、長谷川氏の企業、 grasys は常に運営を見据えてシステムを設計を行っている。「我々は鍛え抜かれた専門家集団であり、技術においては妥協しません」と長谷川氏は語る。
長谷川氏は、本来ビジネスのシステムインフラ設計は”完成”することはないと考えている。常に改善し続け、常時変化し続ける顧客の要望や市場の競争に対応する必要があるのだ。それを実現するためには、予測できない変化に対応できる設計をはじめからすることがとても重要である。また、システムの運用フェーズも非常に重要である。革新的で先進的なインフラのデザインはスムーズに運用できるべきだが、コスト効率も良くなくてはならない。これはシステム設計・構築の質を決める重要な要素であり、 grasys が市場で立ち位置を確保している理由でもある。「我々は顧客の運用を念頭にシステム設計をしているため、変化や障害に素早く対応するシステムの構築を実現できています」と長谷川氏は語る。
このような grasys のシステムの柔軟性は昨今のパンデミック下の世界で特に重要性を増す。様々なビジネスが事業継続のために必死に戦っている中、 grasys はネットワークの観点でリモートの働く場所を提供するほか、コロナウイルス感染拡大前と変わらないシステム運用を提供している。しかし、長谷川氏は現在世界が新型コロナウイルス感染拡大によって直面している状況を「ニューノーマル」と呼ぶのは必ずしくも正しくないと指摘する。長谷川氏は「毎回新たな技術が出てくる度に”ニューノーマル”は作られています。ポストコロナ時代も世界は変わり続けていくので、重要なのはこのような変化を予測して適切なタイミングで適応する準備をすることなのです」と述べる。