エントリー
「海外の記事を読み、手を動かして試す」 急成長した若手エンジニアが 実践した、秘密の勉強法
クラウドインフラの導入や運用サポートを手がける grasys には、技術開発に意欲的なエンジニアが数多く働いています。今回のインタビューでは、20代の若手エンジニアに grasys でどのように成長を遂げてきたのか、話を聞いてみました。

Cloud Tech Division / Dev Team Engineer

名前:S.N
職種:
Cloud Tech Division / Dev Team Engineer
出身:大阪府

IT系の専門学校在学中に大阪のベンチャーIT企業で働き始め、そのまま新卒入社。実務経験を積みながら、東京に引越したいという気持ちが強まり、東京での転職活動中に grasys に出会う。オフィスのある恵比寿近くに引っ越してきたものの、東京の地理がまだよく分からない。最近の楽しみは料理をすること。日々働く上で栄養が偏らないように心がけているというしっかり者。

“サービスの根幹となる仕組みに興味があった”

■grasysに入社を決めた理由を教えてください

IT系の専門学校を卒業後、学生時代からアルバイトでお世話になっていた大阪のベンチャー企業に入社しました。そこで実務を重ねていくうちに、「そろそろ東京で先頭に立ってプロジェクトを進めたい」という想いが募り、求人媒体・スカウト媒体に登録。そんなとき、現在の上司から直接スカウトが届き、実際話を聞いてみることにしました。

面接では大阪から東京に引っ越しをする必要がある私の細かい事情についても親身に耳を傾けてもらい、開発者を手厚く支援する環境であることが伝わってきました。「本気で自分に向き合ってくれている。ここでなら安心して働けそう」そう感じた私は、迷うことなく grasys への転職を決意しました。

■もともとフロントエンドエンジニアだったと聞いていますが、なぜインフラを預かる grasys に?

これまで働いてきた中で、インフラの重要性を痛感したからです。サービスを開発しても、最終的にユーザーが商品を購入したり、支払いをしたりするには、インフラの仕組みが不可欠だと感じていて。今後キャリアを重ねるなら、「サービスやシステムの根幹となる仕組みを作りたい」と思い、バックエンドの技術に興味を持ちました。

“学んだ技術は、まずプライベートで試す”

■いま取り組んでいるプロジェクトのやりがいは?

やはり大規模なプロジェクトに関われることですね。今、ビッグデータの可視化プロジェクトに参画しているのですが、これまでの開発とは大きく違い、膨大なデータを使って可視化に取り組んでいます。ここまでの大規模なデータを扱える機会は滅多にないと思っています。

また、組織づくりに関われるのも grasys ならでは。データチームは最近できたばかりなので、初期メンバーとして自分たちでチームの文化を作ることができます。スピード感を持って自分たちの意見を組織環境に反映できるので、プロジェクトと並行しながらチームの成長を実感できます。

■フロントエンドとはまた違うスキルが求められると思うのですが、どのように必要な技術を習得しているのですか?

基本的には独学です。私は新しい取り組みや技術をいち早く取り入れたいので、学生の頃から海外の記事をベースに勉強してきました。「手を抜かず、愚直に勉強することが成長への近道」というのが私の結論で、日頃からあるテーマについて公式ドキュメントを全部読んだ上で、自分でも手を動かして試すことを徹底しています。

たとえば、新しい技術を学んだら、いきなり実際の業務で試すのではなく、まずは個人でプロジェクトを立ち上げて動作を試す。こうした研究で理解を深めてから、実務で学んだことを取り入れるようにしています。

■勉強時間はどのように確保しているのですか?

平日はなかなか時間がとれないので、基本的には休日に時間を決めて勉強しています。丸一日勉強に費やすのではなく、「朝、洗濯物をしてご飯を食べてから今日は4時間勉強しよう」と、できるだけ短時間で集中するのがポイントです。平日の通勤時間を使っていろんな情報系のニュースをチェックして、「今週末はこれについて勉強しよう」とテーマを決め、土日に集中してインプットするイメージですね。

“たった数ヶ月で、スキルの幅が格段に広がった”

■grasys に入社する前と後でイメージにギャップはありましたか?

入社前の grasys のイメージは「制約やルールが多く、若干堅苦しい企業」でした(笑)。大きなクライアントの実績が多かったので。でも、実際に入社してみると全くそんなことはなく、すごくフランクな会社でしたね。

特に衝撃を受けたのは、みなさん軽やかにすごいことをしていること。 grasys では多くの情報が勢いよく飛び交っているのに、意思疎通がしっかりなされ、仕事が円滑に回っている。大きなクライアントとのやり取りや、膨大なデータを扱う緊張感を伴う仕事をしているのに、現場には開放感があるんです。

■最後に、今後の目標について教えてください

直近の目標としては grasys で培ってきたインフラの経験に自分の技術を組み合わせ、フロントエンド・バックエンドの全てができるフルスタックなエンジニアになること。日頃から勉強を重ねてきたおかげで、最近はフロントエンドに関しても、バックエンドに関しても、転職前に比べ格段に理解が深まっています。

grasys に転職したばかりの頃は GCP について全くわからなかったのですが、今は理解が深まり、 Go 言語での開発スキルも身につきました。たった数ヶ月でこんなにも守備範囲が広がるなんて、自分でも正直驚いています。引き続き幅広く技術を追求し、自身の市場価値を高めていきたいですね。